ご挨拶




2016年12月31日 
あと、数時間で今年が終ろうとしています
あれこれ考えても考えなくても、間もなく来年がやってくる 
今年も大晦日に、今年を振り返りつらつらと語ります
一年を振り返り、来年を受けいれるために、心を整える時間
 
 
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今年は、形として何も残せなかった…
時間ばかりが過ぎてしまった
モチベーションはかなり高かったはずなのにだ
 
でも、なぜだろうと考えてみるまでもなく、原因は自分が一番よくわかっている
色々な理由をつけて自分を納得させようとしているけれども、要はやらなかった
  
アイランダーのターニングポイントの年であったにもかかわらず、走り続けなかった
気持ちが前に向かなかった
後ろを振り返ってしまうことの方が多かった
手放した大切な神明のお店
気持ちを引きずってしまった
  
 
 
今年は、オリンピックイヤー
過去に記憶のないくらい、テレビに没頭した
 
もともとスポーツをやることが大好きで、卒業文集にかきとめた初めての“将来の夢”は、バレー選手だった
踊る方じゃないですよ 
小さい世界でも小さいなりに上を目指し、努力を重ね、将来を夢見た
競技生活の中では苦しかった記憶の方が圧倒的に多くて、決定的な挫折も味わった 
今でも、スポーツ観戦は大好きで、没頭し興奮し熱くなり感銘し感動し涙する
自分の境遇に重ね合わせながら、人生に置き換える
 
 
何であれ、その“カタチ”に取り組むとき、「こうしたい」「こうなりたい」というある程度の到着点という理想像が必ずあると思う
でも、目の前の仕事や、色々な事情に翻弄されている毎日の中で、そういったものが意識の中から埋没してしまう
 
理想通りにいくことは難しくて、思い通りになる事はほぼ不可能であっても、今、その姿を目指してやるべきことをやらなければ、到底そこにはたどり着けるはずもない
そんなことを日々考えていれば、目の前のこととの向き合い方も違ってくるかな、とも思う 
 
「理想の到着点」をイメージして逆算するならば、今を考えるのは大切だ
5年後の自分が「どうありたいか」「何を成し遂げていたいか」
そして、そのためには、「今、何をすべきか」
 
 
スポーツに限らず、どんな職業にでも引退、引き際というものが存在すると思う 
現役を引退する
この仕事も定年というものがあるわけではないから、決断の難しい職業であると思う
 
専門職である私達も、一定のサービス水準が維持できないと思うのであれば、
自主的に引退を考えることは「プロとしての意地」だと思うのです 
 
世代交代が上手く出来ている場合、引退してもいいのに現場で働き続けるのは精神力とプライド、
そして、この仕事が好きというモチベーションだけなのかも知れない
 

数年前に、次の世代にバトンタッチの準備も大事な仕事ではないかと、
自分自身の変化を感じとって思うようになった

いつまでも、私がいないと駄目
そういう考えをもっている間は、後継者も育たないのだろう
そんな大事なことに気が付くのが遅かったと思う
 
 
スポーツ界で活躍する方々には、様々な引退のドラマがある
厳しい世界だから、40歳を過ぎて、現役でいらっしゃる方は、どの競技でも数える程だと思う 
「引き際の美学」という苦渋の決断をする時の心情に大変興味をもつ
 
選択には様々な葛藤があって、そんな簡単な話ではないのでしょうけど、
私自身は、限界を超えて、ピークも越えて、栄光も挫折も経験して、身体もボロボロで、、、
それでも第一線で活躍する選手に惹かれる
必要とされる地を求めて、限界まで現役にこだわる選手に感銘をうける
カッコイイと思う 
 
 
ビートたけしさんが、ご自分の引退観について、こう語ったそうです 
「われわれの商売でリタイアするかしないかはお客さんが決めること」
「動けるうちは興行的に成り立たなくなって、あなたはもういらないと言われるまではやろうと思う
それが自分を支えてくれた方への恩返しになる」
 
 
何が言いたいのかと、
同じフィールドで語るのも失礼な話ですが… 
 
私も、大好きなこの業界で、まだまだ頑張りたいのだと思う
アイランダーを支えてくださる皆様に、恩返しもしたい 
 
不安定な業界ですから、上昇気流に乗るのが大変でありますが、来年こそは良い風を吹かせたいと思う
 
そもそも、世の中のほとんどのことは、実際のところ行動にうつしてみなければわからない
やってみなければ分からない
 
 
無理をしないと進めない道がある
無理をするからこそ届く場所がある
 
 
この一年を振り返ってみると、来期につながるヒントは、沢山あったことに気がつく
あとは自分の選択、自分の決断、そして自分の行動する力  
辛かったことも苦しかったことも、全ては来年のために必要だった経験と思ってとらえたい
 
 
「後悔する、弱音もはく、だけど必ず前を向く」 
大好きな田臥勇太選手の言葉です
 
どんな状況下でも前を向いて頑張って行きたいと思います 
 
皆様の気持ちは、十分すぎる程伝わっています
だからこそ、頑張れるんです
有難うございます
 
見えないサポートが沢山あることを忘れずに進みたい
2017年度もアイランダーをどうぞよろしく、お願いいたします
 
今年も一年間、本当にありがとうございました
 
 
 
あと、数分で新しい年を迎えます
本日はナイトダイビングも行っていたため、遅い時間になりまして申し訳ございません
 
皆様にとって来たる年が素晴らしい一年になることを心よりお祈りします 
どうぞ良き新年をお迎え下さいませ
 
2016年12月31日
アイランダー
前田久美
 
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