まつぞうです。
こんにちは。

昨日安良里黄金崎ビーチでダイビングして来ました。
私、まつぞう実にガイドでダイビングしたのは4~5年ぶりです。


 
安良里黄金崎ビーチダイビングでは今アオリイカの産卵が熱いです。
このつぶらな瞳で一生懸命産卵床に産み付ける姿は胸が熱くなります。

そしてこのコ、アオリイカのメスですが、この後起きる悲劇を全く予感していません。

※本日のフロムはグロテスクな表現が含まれますのでそれでもいいよって方だけご覧下さい。

まさに無防備。
卵を産み付けることに一生懸命です。
前回うつぼとアオリイカの攻防をお届けしました。
卵を産み付けるのに一生懸命のアオリイカのメスに襲い掛かった悲劇はうつぼの完全勝利として終わってしまいまいましたが、あの動画凄かったですね。

まさに攻防。
攻めるうつぼに必死に墨をかけて逃げようとするアオリイカ。

こう‐ぼう〔‐バウ〕【攻防】

意味
せめることとふせぐこと。攻撃と防御。「激しい攻防を繰り返す」「攻防戦」

出典:デジタル大辞泉

http://islander.co.jp/from/?p=3608
↑↑見てない方はウツボの捕食シーン見てみてください。

 

アオリイカのメス、そのコは目の前で3回ほど上からゆっくり降りてきて、卵を産み付けてはまた上のほうに居るオスの元に近づいてという事を繰り返していました。

子孫を残すために頑張っています。
僕たちも微笑ましくも神秘的なその光景をぼんやり眺めて居ました。

いつもと変わらない穏やかな光景です。
そして4回目、卵を一緒懸命産みつけるアオリイカのメスに襲い掛かったもの、それは恐ろしく大きい口でした。


これが突然現れた口です!


アオリイカのメスもびっくりだったでしょうが、見ている僕らも何が起きたのか分りません。
とにかく大きな口がアオリイカの居た辺りに突然現れました。

その瞬間からイカが放った隅で辺りは真夜中。
上の写真の左側の白いものがイカの足です。

カスザメが地中に隠れていたこと。
決死の瞬間は突然だったこと。
ウツボの時の様に攻防と呼べるものではなかったこと。

辺りが真っ暗になったのはイカが最後の力で墨を吐き続けたこと。

これらの事が頭の中で理解できるまでに多少時間が掛かりました。


はみ出たアオリイカメスのイカの足。


イカ墨が流れて水中が明るくなった後のカスザメ。

攻防なんてものにはなりませんでした。
勝負は一瞬。
そこで卵を産んでいたアオリイカのメスが突然消えてしまった海は静まり返って残りのイカ墨が筋状にゆらゆらと流されていくだけです。

そして産卵床の辺りに居たアオリイカは一匹も居なくなってただただ静かな海がそこにあるだけでした。

 

アオリイカは残念でしたが、ニシキフウライウオは健在です。
お腹の子供も大きく育ってきていてお腹から透けて沢山の目が見えるようになりました。


ニシキフウライウオ抱卵

ニシキフウライウオの卵
最後はほのぼののニュースでお開きにしたいと思います。

いや~今日はびっくりでした。
一番の間抜けはそこに居たのに、カスザメの砂との擬態なんて全く気がつかないまつぞうガイドでした。
わからね~~
砂しかなかった!


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